
中学一年生の3学期。終業式を間近に控えた頃。
小学校も同じクラス、良く遊んでいたグループの一人が、
親の転勤のために引っ越すことになった。
その最終日の前日。
息子と一番仲の良い友達が家に寄ってきた。
不登校中も家に遊びに来てくれる友達です。
彼が息子に、明日、その子が最後の登校日だから、
学校に来いよ、と話をしている。
息子は、う〜ん、というYesかNoか分からない答え。
彼は明日の朝に迎えに来るから、絶対学校連れて行くから、と。
当日の朝、彼は約束どおり迎えに来てくれた。
息子は、ギリギリまでパジャマのままだった。
でも、友達に説得されて、制服に着替えた。
一緒に、学校に行った。
本当に良い友達に恵まれている。
「普通」に学校に行けない。
ただ、それだけなんです。