不登校の高校入試(失敗その後)

不登校の息子が面接を受けれず、不合格となりました。

無理矢理連れて行こうとして、半狂乱になった息子。

その後も、3日間部屋に引きこもったまま。

家の雰囲気が筆記試験の時からの1日で、変わってしまった。

でも、どこか経験したような、懐かしい雰囲気と空気感。

そう、それは息子が中学1年の時に不登校になった当時の雰囲気だった。

あの頃から不登校なりにも、前向きになり始めており、

不登校という生き方もあるのかと理解をしていた。

それでも、面接の日の息子の状況を目の当たりにして、

息子はこれからどうなっていくんだろう、

私たち家族はどうしたらいいんだろう、

そんな、重苦しい雰囲気に包まれていた。

面接の失敗から3日目の夜、

私は息子と話をすることにした。

そう、それは息子が中一の時、不登校に気づいた時に、

私が出来なかったことだ。

息子には、面接に行かなかった理由は聞かない。

中学を卒業したら、何をするか、何がしたいのかは、

自分で考えて、それについては応援するからと伝えた。

それから、息子とこの後の高校入試について話をした。

私から、

「高校入試は受ける気はないだろ? 無理に行かなくてもいい。」

息子は頷いた。

「でも、高校は卒業しといたほうがいい。 通学しなくても、卒業の資格は取れる。」

「3年じゃなくても、5年でも大丈夫。 好きなことしながらでも、家にいても、ばぁちゃんの家でもいい。」

息子は、やっぱり黙って頷いた。

恥ずかしながら、息子と真正面で話をしたのは、

この時が初めてだったのかもしれない。

「普通の」中学校に通学させ、

「普通の」高校に通わせたい。

それが当たり前だと思い、色々考えてはいたけれど、

最終的には、そこに着地できればいいと、やっぱり思っていた。

この3日間で集めた。 (正確には以前から集めてはいたが・・。)

通信制の学校や定時制高校のパンフレットを息子に渡した。

以前にも、家にあったものもあったので、

息子が見ていたものもあった。

やっぱり、「普通の」高校より、こういう高校のほうが、

息子にはあっている。

息子には正直に、ストレートに私の思いと考えを伝えた。

「これまで中学に行けなかったから、いきなり高校から通学するのは厳しいと思う。

通信高校でもいいし、定時制でもいい、好きなことができる高校もある。

そっちのほうが、お前に向いてると思う。どうだ?」

息子は、この時、初めて声を出した。

「普通の高校は行きたくない。」

この言葉で私は確信した。

高校に行きたくないのではないのだと。 

そして、そこで息子と約束した。

これは、息子と父親の二人だけの約束。

・卒業式に出ること。先生と友達にお礼を言ったら帰ってきていい

・高校は卒業すること。何年かかってもいい。

・家にいる時は、ご飯を一緒に食べること。

・風呂は9時までに入ること。

・授業や課題は必ずやること。

・睡眠はとること。

・通学授業の日は必ず行くこと。

・週に1日でもアルバイトして小遣いを稼ぐこと。

・自分で稼いだお金は貯金せず好きなことに使い切ること。

・ゲームは毎日2時間以上 必ずすること。

・TV、YOUTUBE、漫画 空いた時間は好きなだけ見ること。

・好きなことを徹底的に楽しむこと。

どうしても守れない時は必ず申告して、許可が下りれば認めるものとする。

高校卒業まで、上記のことを守ることとする。

一つ一つ読み上げ、説明した。

息子は泣きながらも、頷いて聞いてくれていた。

お互いサインをして、1部ずつを保管している。

そして、2年近く切っていたWiFiを繋いだ。

でも、使える時間は深夜1時まで。

誓約書を引き出しに保管し、

守るのは明日からでいい。

その代わり、今日は風呂には入ること。

それだけ伝えて、部屋を後にした。

翌日から、息子は夕食時には一緒に食べるようになり、

いつもの生活へと戻った。 

いや、いつもよりも目の前はクリアだったのかもしれない。